荷重を広い範囲に分解させ、不同沈下しにくくするため、建物の床全面に基礎コンクリートを打込みます。木造などに用いられる布基礎と比較すると、8倍から10倍の量の鉄筋をしっかり組み込むため、強度も高くなります。
基礎が出来ると、その上に1層の外側型枠を組立てます。FRP製パネルによって作られる、精度の高い型枠です。
外側の型枠が組み終わったら、開口用の型枠を設置し、内側に鉄筋を配します。全てが正確なモジュールで構成されているので、作業が合理的に行えます。
内側から型枠兼用の断熱ボードを内壁全体に取付けます。これが従来の鉄筋コンクリート住宅よりも優れた快適性能を発揮します。
使用するコンクリートは全て現場で厳しく検査をしていますので、品質は万全です。コンクリートを緻密な仕上げにしています。
コンクリートの硬化後、型枠パネルを取り外します。パネルの下から美しい打ち放しの壁が姿を表します。
内側型枠兼用断熱材は解体の必要がありません。下地処理を行った後、クロス等の仕上げを行います。
従来の鉄筋コンクリート工事と比較して、作業人数も工期も削減できるので、建築コストを低く抑えることができます。