地震時には、様々な方向から強い力が加わります。コンクリートは「圧縮する力」に強く、鉄筋は「引っ張る力」に強いという性質を備えています。この両素材の長所を組み合わせることでより強靭な構造になります。
菅野建築の高性能RC住宅は、日本を襲った数々の大地震でも一番被害の少ない壁式鉄筋コンクリート構造(モノコック構造)です。1棟1棟、構造計算により阪神大地震の1.5倍の強度が認められています。ご安心して下さい。
鉄筋コンクリートは、躯体構造そのものが不燃材料です。建築基準法の構造区分でもっとも火災に強いとされる「耐火構造」に区分されています。その強さは、800℃の炎に2時間さらされても燃えることがなく、強度も低下しません。これは万が一、火災が発生しても被害を最小限に食い止めるものです。
耐火構造であれば、延焼の可能性が低いので隣地境界線に接しても建築が可能です。市街地や狭小地のような立地条件にも対応できます。地震や火災だけでなく、台風などの自然災害に対する不安も解消することができます。
コンクリートは収縮する性質があります。一見、変形などしないように見えますが化学反応により縮んでしまうのです。
収縮するときにコンクリートを引っ張り合う力が発生します。この力は、開口部の隅や鉄筋のかぶり厚さが不足している部位で発生しやすいのです。
コンクリートの複数の要因(性質・施工・環境)を防ぐため菅野建築では品質管理と現場施工を徹底して行います
コンクリート配合計画書、受入検査、スランプ試験
強度圧縮試験
配筋検査
鉄筋補強
計画的な目地
コンクリートは本来、水を通さない性質を持っています。
コンクリートの性質・環境を重視した、品質・施工・メンテナンスが重要になります。
最上階スラブコンクリートを防水層+断熱材の密閉構造とする防水方法を採用しています。
そのため、屋上緑化やガーデニングが可能です。
打ち放しコンクリートの外観に憧れる方も多いのではないでしょうか。コンクリートの性質上は、アルカリ性を保つことで100年でも強度を保つことができます。打ち放し面をそのままにしておきますと、アルカリ成分が失われ中性化していきます。
菅野建築の高性能RC住宅は、コンクリートを流し込む型枠が剥離性能に優れたFRP型枠パネル製のため、きれいな打ち肌が自慢のひとつです。コンクリート計画書と強度試験等による高品質のコンクリートを使用、劣化対策の保護としてコーティング材を塗布することできれいな景観を保ちます。
SUGANOの高性能RC住宅は躯体内無結露です
高気密・高断熱に加え、耐久性もかなえる厚さ180mmのコンクリートと断熱材を一体化した独自の構造で「躯体内無結露」を実現します。断熱材と構造躯体に隙間がないため、壁内で結露やカビの発生で断熱材が劣化することがありません。アトピーなどの原因となるカビ・ダニが防止できるほか、臭いなど悩まされることなく快適です。腐食・シロアリ被害を受けないコンクリートの耐久性です。
従来技術で造られた鉄筋コンクリートの家では隙間で結露が発生しましたが、高性能RC住宅ではまったく結露発生がしませんでした。
コンクリートという物質は、熱を貯める量が他の素材に比べてとても大きな能力を持っています。
この特性は言い換えると「暖まりにくくて、冷めにくい」室内の温度変化が外気温に同調しにくく、硬化したコンクリートは、経年によって性能を損なうような変化が少なくなります。
夏涼しく、冬暖かい。気密・断熱・換気は、快適な住まいの基本です。
菅野建築の高性能RC住宅は、厚さ180mmのコンクリートと54mmの断熱材を一体化した構造で高気密・高断熱、24時間換気システムにより計画換気をされています。
各部屋の温度差も少なく、結露の起きにくいうえにアレルギーの原因となる花粉やホコリの侵入も防ぎ、快適な環境となります。
断熱性・防音性・結露の低減など重要な役割を果たすサッシは、結露を抑え冷暖房費用を大幅に抑えることができる、高断熱複層ガラスを装備しています。
コンクリートの質感から「寒い」「冷たい」イメージを連想する方がいらっしゃいますが、それは実際の性能とは無関係です。
見た目の印象で誤解されやすいですが構造体が「コンクリート」か「木造」の違いです。室内の内装仕上げは、木造住宅と変わりません。
床や壁、建具など無垢材を使用したり、「木のぬくもり」が楽しめます。和室や漆喰壁など塗り壁仕上げもできます。
「自由自在な間取りの変更」が可能です。
SUGANOの高性能RC住宅は、壁と床の面で構成される、箱のような構造で建物を支えます。
将来、子供部屋を別々にしたい・お子様が巣立った後は、広くオープンに使いたいなどRC壁式構造は、室内に柱が出ないため家族の成長やライフスタイルの変化に合わせて部屋の間仕切りを自由に変更できますので使いやすい居住空間がつくれます。
間取りを変更する場合に支障が生じる「柱」がないため、木造住宅より変更がしやすいです。
耐用年数の一つの目安として「法定耐用年数」があります。
鉄筋コンクリート住宅では47年。
木造住宅は22年です。
日本は欧米に比べて住宅に関する負担が大きいと言われます。
家のローンが終わる前に修繕を余儀なくされたり、世代が代わるたびに新築に建て替えたり、その理由には、耐久性の低さが大きく係っています。
鉄筋コンクリート住宅のように耐用年数の長い住宅は、建物の資産価値が長持ちすることを意味します。
万が一の住み替えでも、中古市場では木造住宅に比べ需要も高く、高値で取引されています。耐久性が高く、構造体がしっかりしているから資産としても価値を持ちます。
家を建てる計画の時、当初の建築費(イニシャルコスト)だけを重視しがちではないですか?
家にかかるコストのなかで建築費用は15~20%。残りは、光熱費や修繕費など(ランニングコスト)建てた後にかかるお金です。
建築費だけでなく、維持にかかるランニングコストをトータルで考えてみませんか。
建物の一生にかかるお金(ライフサイクルコスト)の観点から考えると高耐久、高気密・高断熱の鉄筋コンクリート住宅は、結果低コストになります。
菅野建築の高性能RC住宅は、安易なローコストではなく独自の工法と施工技術により、一般的な鉄筋コンクリート住宅と比べ、木造住宅なみの建築費でのご提供が可能になりました。