人口動態統計(平成12年度)によると、1年間に発生した「不慮の事故死」は全国で約3万9000人。
そのうちの3割弱が「家庭内」で起こっています。
内訳を見てみると「浴室などでの溺水」が第1位。冬場に暖かい居室から寒い浴室へ、さらに熱い浴槽へという急激な温度差が脳や心臓に負担をかけ、これが大きな事故につながっている原因のひとつともいわれています。
私たちのご提案する高性能RC住宅はその特性により、室内の寒暖差を少なく抑え、住まいの中の「室温バリアフリー」に成功。「家庭内の不慮の事故死」の防止にも役立っています。
気象庁によると、東京都の年平均気温は、この100年間で約3.0℃上昇したと言われています。これは、二酸化炭素やメタンなど温室効果ガスの増加による地球温暖化が原因とされています。温暖化の要因のひとつとして夏の「エアコン」の使用が問題になっています。夏の暑さを室内に取り入れないため「エアコン」の使用を最小限に抑えます。これにより、温暖化防止に役立っているのです。
世界の陸地面積の約3分の1を占めているといわれる「森林」の減少が大きな問題になっています。中には木造住宅用の木材として切り出される木も少なくありません。木造住宅をつくるために材料として1本の木から製材できるのはわずか25~30%ともいわれています。コンクリートは、そのほとんどが岩石などの無尽蔵にある自然素材でできています。どれだけ使っても環境そのものにほとんど影響がないのです。また、鉄筋の鉄も世界で1番多い資源です。
都市の緑の減少が問題となっています。行政の勧める対策として屋上や壁面の緑化を通して「都市緑化」を実現するプランが推し進められています。高性能RC住宅は、鉄筋コンクリート住宅の特性を生かし、屋上スペースの確保が容易で、「屋上ガーデン」などの都市緑化に貢献することができます。